2025年1月27日、フジテレビが2回目の記者会見を行いました。
この会見は約10時間半にわたり、元タレントの中居正広氏に関連する女性トラブルに関する問題が議題となりました。
その内容はまさに異例。
- 合計10時間33分→27日16時00スタート~28日2時33 終了(ギネス記録2位)
- トイレ休憩1回15分
- 食事休憩なし
ほんと最後まで見た人はいるんでしょうか?
終了時には経営陣、疲弊しきっていましたね。
今回のフジテレビの2回目の会見で注目すべきポイントは以下です。
- 1回目との会見の違い・2回目の目的
- 経営陣の辞任・就任報告
- 中居氏のトラブルの詳細とフジの対応
- 今後のフジテレビの信頼回復に向けた取り組みは?
- メディアの参加状況と質疑応答の注目ポイント
以下にフジテレビの2回目の会見の詳細をまとめました。
フジ会見の1回目との違い・2回目の目的
2025年1月17日に元タレントの中居正広氏に関連する女性トラブルの報道を受けての1回目の会見。
1回目の会見では、参加者数の制限や映像撮影の禁止といった措置が取られたため、「透明性に欠ける」との批判が集まりました。
主に以下の内容で批判殺到しました。
- 動画撮影禁止
- 参加者が限定されていた
- 説明責任が不十分
- 会見後のフジテレビ社員の反発
本当に形だけ「会見しました」と言わんばかり。
普段は強引に取材していたテレビ局が、自社の事になると制限ばかりのあるまじき対応。
どんな内容だったのか?圧力は?私たち一般人には何も解らないほどの会見で避難殺到。
テレビ局スポンサーのCM放映の中止
この世論に追随して、フジテレビのCMスポンサーが放送中止をする異例の事態に。
1月27日の時点でなんと113社もCM差し止め要請が。

差し止めになったCMの放送枠には「ACジャパン」のCMが頻繁に流れるようになりました。
1社や何かの番組だけではなく、テレビ局全体でACジャパンが流れていくのは極めて異例。
これは天皇崩御や東日本大震災などの異常事態のみに起こった現象です。
ちびまる子ちゃんやサザエさんの放送ではCMが全部ACジャパンに代わってしまった時も。
会見のやり直しをすることに
世間の非難、スポンサーのCM差し止めを受け2回目の会見ではフルオープン形式が採用。

今回は経営陣4名が出席
- 港浩一社長
- 嘉納修治会長
- 遠藤龍之介副会長
- 金光修フジ・メディアHD社長
また会見に関して参加企業、時間、対応など無制限に。
191の媒体から473人もの記者が参加しました。
それが異例づくしの会見になってしまったわけですね。
会見の冒頭では、港浩一社長が「前回の対応は不十分だった」と謝罪し、信頼を取り戻す姿勢を示しました。
ここからは2回目の会見の要点についてまとめました。
経営陣の辞任
会見では、港社長と嘉納修治会長の辞任が発表されました。
彼らは、これまでの会社対応に問題があったことを認め、責任を取る形となります。
また、新たな社長には清水賢治氏が就任することが発表され、経営体制の一新が図られることになりました。
辞任した役員
- 嘉納修治(かのうしゅうじ)氏 フジテレビ会長辞任。
- 港浩一(みなとこういち)氏 フジテレビ社長辞任。
後任の役員
- 清水賢治(しみずけんじ)氏 フジ・メディア・ホールディングス専務が新社長就任。
中居氏のトラブル詳細とフジの対応
中居氏と女性とのトラブルについて、詳細な説明は「特殊な案件」として避けられました。
ただし、女性のプライバシー保護を最優先する姿勢を強調する発言がありました。
質疑応答では記者から厳しい質問が相次ぎ、特に女性記者による強い追及が目立つ場面もありました。
一部の記者からは「質問に答えられていない」といった指摘が上がるなど、会場が一時的に混乱する場面も見られました。
時系列にすると以下の流れになります。
・トラブルの発生(2023年6月)
2023年6月に中居さんが女性と会食、女性が意に反した性的行為を受けたと主張。
・報道の開始(2024年12月)
2024年12月19日に女性セブンが、続く12月25日に週刊文春が報道。
・中居氏の反応(2025年1月9日)
2025年1月9日に中居さんは示談成立を認め「暴力は一切なかった」と強調。
・フジテレビの対応(1回目の会見:2025年1月17日)
フジテレビは1月17日に記者会見を開きトラブルの報告。しかし説明不足や不透明さを指摘、企業や視聴者の信頼を損なう結果に。
・中居氏の芸能界引退(2025年1月23日)
中居さんは2025年1月23日に芸能活動から引退すると発表。
・2回目の会見(2025年1月27日)
1月27日フジテレビは2度目の記者会見。嘉納修治会長、港浩一社長の辞任発表。
メディアの参加状況と注目ポイント
今回の会見には、191の媒体から473人の記者が参加する大規模なものとなりました。
厳重な警備の中で行われ、参加者には手荷物検査が実施されるなど、慎重な対応が取られました。
しかし最初から怒号が飛び交うような危うい雰囲気のなか始まりました。
東京新聞の望月衣塑子の名前がトレンド入り
なかでも注目されたのは東京新聞の望月衣塑子氏の対応。

すごく大声で感情的な口調で質問する姿に、世間が反応してXでは望月衣塑子の名前がトレンド入り。
Xにアクセスしてもらうと解りますが、望月衣塑子氏の対応の是非にリプ欄では大議論に^^
この人は記者さんよりは活動家と認識している人もいて、普段からヒステリックな様子みたいです。
望月衣塑子さんはインスタ運営しているので興味のある方は見てみてください。
信頼回復に向けた取り組み
フジテレビは信頼回復を目指し、第三者委員会の設置を検討していると発表しました。
透明性を高めるための取り組みを進める方針で、企業体質の改善が求められています。
会見中には過去に女性社員からの相談が寄せられていたことも明らかになり、これまでの対応の厳しい視線が注がれています。
スポンサー企業との関係修復も課題となる中、具体的な行動が必要とされています。
新社長清水賢治氏のこれから

新社長の清水賢治氏は、これまでにドラゴンボールやちびまる子ちゃん、ワンピースなどの人気アニメプロデューサーとしての手腕。
その他にも世にも奇妙な物語、容疑者Xの献身なども手掛けている方ですね。
またコミュニケーション能力や数々の役職経験が強みとしても知られています。
そのため今後はゴールデンタイムにアニメ枠を復活させることが期待されており、視聴者の関心を再び引き寄せる狙いがあると噂されています。
まとめ
異例ともいえる10時間33分のフジテレビ2回目の会見は終了しました。
フジテレビの2回目の会見では、前回の問題点を改善するための努力が見られましたが、依然として課題も残ります。
ただ10時間、食事もなく休憩も15分のみ。すでに老人になっている経営陣には大変だったと可哀そうなどの意見もSNSでチラホラ。
もしかして世間の潮目は変わっていくかもしれませんね。
もちろん被害にあわれた方には終わりは決してありません。
しかし中居さんは芸能界を引退しましたし、フジテレビも会見を終了して、いったん落ち着いたものと考える人は多いかも。
経営陣の辞任や新体制への移行が信頼回復の一歩となるのか、引き続き注目です。
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