今回は性的同意サービス「キロク」について取り上げていきたいと思います。

2023年の7月に刑法が改正され「不同意性交等罪」が新設されました。
キロクは「性的同意書」をweb上で可能にした新サービスです。
サービス当初は、アプリでの提供を試みていましたが、強制的に同意書を作成させる等の懸念が噂され、一度サービスを中断。
その後、去年12月に、新たな新機能とともにwebサービスとして発表されました。
なぜキロクが注目されているのか?
キロクが注目されている理由としては、いくつか考えられます。
一つ目は
近年、強制わいせつなどの犯罪が増加傾向にあります。
警察庁が公開している犯罪統計で
2022年と2023年のわいせつ罪の検挙数を比較して見ると2023年のほうが多いことがわかります。
しかし、検挙数はあくまで警察が認知している犯罪の数であり、実際はもっと多いです。
ただ、検挙数のみを比べても一年間で増加傾向にあるので、これからの時代に合っているサービスと言えます。
二つ目は
SNSの普及によって、性交渉もネット上で行われるようになりました。
従来までのように、紙面での「性的同意書」は効力を発揮しづらくなってきたように思います。
そこで、ネット上で性的同意書を作成できるサービスを作ることで
同意書だけでなく、連絡内容や、会話の録音など幅広い対応が可能に。
消費者のニーズに十分こたえているからだと考えられます。
キロクの登録方法や使い方を解説
では、もし実際にキロクを使う場合の登録方法や使い方についてご紹介していきます。
キロクの登録方法
この章では、キロクを利用するための具体的な手順について示していきたいと思います。

まず、公式webサイトにアクセスして、アカウント登録をタップします。

次に、メールアドレス、パスワードを入力し、登録をタップします。

登録が完了すると、入力したメールアドレスに認証確認のURLが付与されたメールが送られてくるので、そのURL先に飛ぶと、登録が完了です。
追加で、ログイン後プロフィールの設定で、アイコン画像やニックネーム、自己紹介文を作成可能なので試してみてください。
よく性行為を行っている相手がいる場合は、パートナー登録欄からメールアドレスを入力して招待することができます。
相手が登録を許可すると、お互いのプロフィール欄で確認可能です。
キロクの基本的な使い方
ではここからキロクの新規登録から実際に契約するまでの流れをご紹介していきます。
招待側の方の設定

1,性的同意サイトにアクセス
2,ログインもしくは新規登録後、QRコードを読み取るをタップ
3,QRを読み取り、同意項目確認の上checkを入れます

そして相手にQRコードを読み込んでもらい。相手が項目をチェックして完了画面へ進み記録が完了します。
設定する方のやること
設定する方ですが、同じく性的同意サイトにアクセスしてログインor新規登録。
同意項目内容にチェックを入れて完了。
という感じです。


キロクには日時や場所、同意内容が保存されます。
誤った入力や、強制的な合意を想定し、合意した日から二日間は編集可能だそうです。

また、過去の同意記録は履歴画面で確認可能です。
今後の世間の流れは?
キロクというweb上の性的同意サービスが出たことで、今後どのように変化するのか?
ここからは個人の意見ですので、鵜呑みにせず一つの考えとして聞いてもらえればと思います。
私は、現時点ではあまり流行しないのではないかと思っています。
その理由は、機能が「同意」だけしかないからです。(2024年7月24日時点)
この機能のみだと、悪用リスクが絶えないでしょう。
現時点では、強制的に合意が行われた場合を想定して、合意から二日間の編集期間が設けられているそうです。
追加で、後から編集されることによる悪用リスクに備えて、編集後、相手に通知される機能が搭載されているそうです。
かえって悪用されてしまう可能性
しかし、この機能は脅迫されて合意させられた被害者にとって
二次被害を生む可能性があり、首を絞める機能に成り代わってしまいます。
もし、これから新機能の追加によって、相談窓口ができ、サービスを運営している団体が、犯罪抑制に尽力している専門機関の協力を得られれば、わいせつ罪の犯罪抑制につながるかもしれません。
まとめ
今回は、web上の性的同意サービスとして最近注目されている「キロク」について取り上げさせていただきました。
もちろん、目標をしている内容はとても素晴らしいことだと思いますので、応援していますが、現時点だと犯罪抑制にはあまりつながらないのではないかというのが、正直な意見です。
日本で検挙されているわいせつ罪は、一般的に被害者の意見が尊重される傾向にあります。
しかし、それより重要なことは、警察沙汰になる前に被害を最小限に食い止めることだと思っています。
警察はとても忙しく、軽度なものだと取り扱ってくれないケースがあります。
そのような時、それを解決できる可能性が高いのは、それ以外の専門機関や、今回取り上げたようなサービスです。
正直、わいせつ罪は証拠が残っていないケースが多いので、すこしの証拠でも大きな証拠として取り上げることができる可能性があります。
しかし、それは加害者も同じです。
その証拠が、被害者のものか、加害者のものなのか判別する手助けになる機能の追加を願っています。