DiDiは滴滴出行(ディディチューシン)という中国のハイヤー企業が立ち上げたサービスです。
中国にはDiDi HitcやDiDi Bikeなどの複数のサービスがありますが、日本で利用できるのは今のところDiDiタクシーとDiDiフードの2種類のサービスです。
DiDiについて
- DiDiタクシーはアプリで便利にタクシーを利用できるサービス
- 支払方法や乗車のしやすさなどメリットが多い
- クーポンやポイント還元などでお得に利用できる
- DiDiフードは一部地域だけで提供されているフードデリバリーアプリ
DiDiタクシーは日本全国の主要都市で利用できる他PayPayとも連携しているため、名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。
しかし具体的なサービス内容がわからないために、まだDiDiタクシーアプリを使ったことがないという人も少なくないでしょう。
ただしこれまで日本にはなかった便利で画期的なサービスのため、サービス内容を知ればDiDiタクシーを利用してみたいと思う可能性が高いです。
DiDiフードに関しては日本に上陸してから日が浅い上に利用できる地域も限られているためDiDiフードの存在を知らない人のほうが多いと思いますが、今後全国展開する可能性もあるためこの機会にDiDiフードのサービス内容についても理解しておくことをおすすめします。
DiDiタクシーの基本情報
2018年に日本に上陸したDiDiタクシーは、タクシーに乗りたい人とタクシーに乗せたい人をアプリでつなぐ画期的なサービスです。
日本ではDiDiモビリティジャパン株式会社が運営しており、アプリも日本語に対応しているため安心して利用できます。
アプリで乗車地や目的地を入力すればAIが乗車地に早く到着するタクシーを手配してくれるため、あとはタクシーが来るのを待っていれば良いのです。
ただし地域によっては迎車料金が発生し、同じ地域でもタクシー会社によって迎車料金が異なります。
例えば東京でDiDiタクシーを利用する場合は迎車料金がかかりますが、迎車料金はタクシー会社によって290円から420円とバラバラです。
そのため迎車料金が高いタクシー会社が来る可能性もあります。
しかし迎車料金が高いタクシー会社はサービス内容のグレードが高いため、快適な乗車時間を過ごせるというメリットもあります。
タクシーの手配から支払いまですべてアプリで完結
DiDiタクシーのアプリをダウンロードして会員登録をすれば、あとは必要な情報を入力するだけでタクシーが迎えに来ます。支払いもアプリで済ませることが可能です。
車内で支払いをすることもできますが、アプリで支払いを済ませておけば目的地に到着したらすぐにタクシーから降りられるためアプリで支払いを済ませておくと便利です。
アプリで支払いをする際は以下の決済方法から好きな決済方法を選べます。
- クレジットカード決済
- デビットカード決済
- PayPay残高決済
ちなみにタクシーの車内で支払いをする場合は、タクシー会社で採用している決済方法の中から支払い方法を選択することになります。
クレジットカード払いやQRコード決済にも対応しているケースが多いため、なるべくスムーズに支払いを済ませられる方法を選ぶと良いでしょう。
北海道から沖縄まで利用可能
DiDiタクシーは日本の多くの都道府県で利用できます。
ただし一部の地域では利用できないこともあります。
サービスを拡大しているとは言え、まだ日本の隅々まではサービスが広がっていないのです。
そのためタクシーを呼ぼうとしている地域でDiDiタクシーを利用できるか、事前に調べなければなりません。
県庁所在地がある地域では間違いなくDiDiタクシーを利用できます。
そのため観光の際は利用できるケースがほとんどでしょう。
また沖縄県の本島ではほぼすべての地域でDiDiタクシーを利用することが可能です。
南部から北部までタクシーで観光するのも良いでしょう。
PayPayアプリでDiDiタクシーを手配することもできる
アプリをダウンロードしてDiDiタクシーを利用する以外に、PayPayアプリからDiDiタクシーを利用することも可能です。
DiDiモビリティジャパン株式会社にはソフトバンクが50%の出資をしているため、同じソフトバンクグループのPayPayでもDiDiタクシーを利用できるようになっているのです。
PayPayからタクシーを手配するメリットを以下にまとめました。
- 新しくアプリをダウンロードする必要がないからスマートフォンの容量を減らさずに済む
- 会員登録をする必要がない
- 支払いが簡単
PayPayアプリ内にあるタクシー配車をタップし、目的地と乗車地を選択すれば操作は完了します。
PayPayで支払いをするため決済方法を選んだりクレジットカードの情報を入力したりする必要はありません。
これは様々な情報を入力する手間が省けて本当に便利です。
そのためもしすでにPayPayを利用しているのならばPayPayからタクシーを手配しましょう。
コロナ禍で注目の新サービス
DiDiモビリティジャパン株式会社は2021年4月以降に新サービスを展開する予定であることを発表しました。
その新サービスとは次のサービスです。
2021年3月現在はコロナ禍でなるべく人との接触を避ける必要があるため、上記のサービスを利用したいと思う人は多いでしょう。
一部の地域ではDiDiタクシーのアプリを利用している人であれば無料でワクチン接種会場まで送り届けてくれます。
ただし今はまだ上記のサービスを利用できる地域が限られているのが少し残念です。
今後もっと新しいサービスを利用できる地域が拡大することを期待しましょう。
DiDiタクシーのメリット
DiDiタクシーには従来の配車サービスにはなかったメリットがあります。
それにより、これまでよりもタクシーを気軽に利用できるようになっています。
そのメリットを以下にまとめました。
- 車の情報がアプリで確認できる。だから自分の乗るタクシーが一目瞭然
- タクシーを捕まえる際やタクシーを待つ際のストレスから解放される
- クーポンの種類が多いからお得に乗車できるチャンスが多い
車の情報を把握できるのはユーザーにとってメリットが大きいです。
例えば天気が悪い日もベストなタイミングでタクシーに乗れます。
またすべての手続きをアプリで済ませられることから、ドライバーと一言も会話をせずに目的地まで運んでもらうことも不可能ではありません。
なるべく会話をせずに目的地まで運んで欲しいと思っている人も、気軽にタクシーを利用できるでしょう。
車の情報がわかるから自分が乗る車を間違えることはない
DiDiタクシーのアプリを利用すれば自分が乗る車の情報を得られます。
例えば次のような情報を得ることが可能です。
- ドライバーの現在地
- 車のナンバーなど
自分が乗る予定のタクシーが今どこを走っているのかがリアルタイムでわかるため、いつタクシーが乗車地に到着するのかがわかります。
また車のナンバーもわかるため、例え乗車地に複数台のタクシーが同時刻に停車したとしても自分が乗るべきタクシーを見分けられます。
タクシーを捕まえたり待ったりしなくてもいい
アプリに必要な情報を入力すれば乗車地までタクシーが来るため、もうタクシー会社に電話をしたりタクシーを捕まえたりする必要はありません。
コロナ禍以前の休日前などはタクシーを捕まえようと思ってもなかなか捕まらないということもあったでしょう。
早く目的地に行きたいのになかなかタクシーが捕まらないときは、大きなストレスを感じるものです。
しかしDiDiタクシーを利用すればそのストレスから解放されます。
また電話でタクシーを呼ぶ場合はタクシーが到着する頃を見計らって外で待機することも珍しくありません。
DiDiタクシーを使えば乗車地に向かっている車の情報を確認できます。
クーポンの種類が多い
クーポンの種類が多いのもDiDiタクシーの大きなメリットです。
タクシーの乗車料金は決して安くないため、クーポンを使って少しでもお得に乗車できればうれしいでしょう。
DiDiタクシーで利用できるクーポンの一部を以下にまとめました。
- 初回限定割引クーポン
- 友達紹介クーポン
- 地域限定のクーポン
- 地域限定の迎車料金割引クーポン
- 定期的に開催されるキャンペーンなど
初回限定の割引クーポンは誰でも利用できるため、はじめてDiDiタクシーを利用する人も気軽に利用しやすいです。
さらに地域限定のクーポンもあることから、地域によっては2回目以降もお得に乗車できます。
アプリでクーポンコードを入力すれば自動的に割引された価格が提示されるため、スマートにクーポンを利用できます。
そのため例えデートのときにクーポンを使ったとしても、彼女にクーポンを使ったことはバレません。
DiDiタクシーのポイント制度
ソフトバンクがかかわっているDiDiタクシーですが、ポイント制度はDiDiポイントというDiDiタクシー独自のポイント制度を採用しています。
会員のランクによりポイントの還元率が異なり、1%から最大で3%のポイントを獲得できます。
以下に会員の種類とポイントの還元率をまとめました。
- オレンジ会員(直近3カ月のDiDiタクシー利用金額が300円以上)…還元率1%
- ゴールド会員(直近3カ月のDiDiタクシー利用金額が5,000円以上)…還元率2%
- プラチナ会員(直近3カ月のDiDiタクシー利用金額が2万円以上)…還元率3%
つまりタクシーを利用する頻度が多ければ多いほど、ポイントの還元率は高くなるということです。
仕事などで頻繁にタクシーを利用する人はラッキーですね。
ポイントを使う際はアプリで簡単にポイントを利用できます。
paypay経済圏の支払い方法を使えばPayPayボーナスやTポイントをゲットできる
DiDiタクシーを利用することでPayPayボーナスやTポイントを直接もらえることはありませんが、選ぶ支払い方法によってはPayPayボーナスやTポイントをもらえることもあります。
PayPayボーナスやTポイントをもらえる支払い方法は次の通りです。
- ヤフージャパンカード
- PayPay残高
ヤフージャパンカードを利用した場合は1%のTポイントを、PayPay残高を利用した場合は0.5%のPayPayボーナスをゲットできます。
DiDiフードの基本情報
日本のDiDiフードはDiDiフードジャパン株式会社が運営しており、DiDiフードジャパン株式会社にもまたソフトバンクが多額の出資をしています。
注文した料理を家に届けてもらうというシステムは古くからありますが、アプリで注文や支払いができる点はかつての出前とは異なります。
また多くのお店が登録していることから、中華やフレンチなどそのときの気分で食べたい料理を選べるという点も出前とは異なる点です。
DiDiフードは9時から25時の間であれば配達してくれるため、仕事から帰って来てからでも好きな料理を注文できます。
ただしDiDiフードを利用できるのは今のところ大阪府と広島県の一部の地域のみです。
2020年の4月に日本に上陸したばかりのサービスのため2021年3月現在利用できるのは2つの県だけですが、今後はもっと利用できる地域が拡大していくことが予想されます。
デリバリー可能な料理
DiDiフードで注文できるのは大手チェーン店の料理が多いです。
例えば次のようなお店です。
- 大手カレー店
- 大手ファーストフード店
- 大手弁当店
- 大手寿司店
- 大手牛丼店
- 大手タピオカ店など
市街地の場合はチェーン店以外のお店も数多く登録されています。
ただしカフェメニューや麺類のメニューはそれほど多くありません。
それでもお弁当一つでも配達してくれるのはありがたいです。
一人暮らしでも気軽に利用できます。
2021年3月現在は他のフードデリバリーサービスに比べると登録しているお店は少ないかもしれませんが、今後もっと多くの地域にDiDiフードが上陸すればDiDiフードに登録するお店も増えるでしょう。
選べる決済方法は4種類
これまでは3種類の支払い方法のいずれかしか選択できませんでしたが、2021年3月からはPayPayも利用できるようになりました。
以下にすべての支払い方法をまとめたので確認しましょう。
- クレジットカード
- デビットカード
- 現金
- PayPay
PayPayが仲間入りしたことでポイントも獲得できるようになりました。
PayPayで支払いをした場合は通常0.5%のPayPayボーナスが付与されます。
ヤフージャパンカードからチャージをすればヤフージャパンカードの支払い金額が確定したときに1%のTポイントも獲得できます。
そのためなるべくPayPayを使うようにしましょう。
ちなみにDiDiフードを利用してもDiDiポイントはもらえません。
DiDiフードを利用する場合は手数料がかかる
DiDiタクシーと同様にDiDiフードを利用する場合も手数料が発生します。
ただしサービス手数料はかかりません。
支払いが生じるのは配達手数料のみです。
配達手数料は以下のような条件で変わります。
- お店から配達先までの距離
- 天気
- 配達員の数など
大体100円台から500円台の間で変動するため、それほど高額な配達手数料を請求されることはないでしょう。
DiDiフードのメリット
DiDiフードの主なメリットは以下の2点です。
- 人と会わずに好きな料理を自宅で食べられる
- 外でも受け取れる
大阪府や広島県に住んでいる人は積極的にアプリをダウンロードして、お気に入りのお店や気になるお店が登録されていないか確認してみましょう。
誰にも会わずに食べたい料理を自宅で味わえる
注文した料理を受け取る際は対面受け取りが基本です。
しかし置き配、つまり指定した場所に料理を置いてもらうことも可能です。
例えば宅配ボックスの中や郵便受けの上、玄関の隣などに料理を置いてもらうことができるのです。
注文確定前や注文確定後にメッセージで受け取り方法を伝えましょう。
置き配を指定すれば誰にも会わずに注文した料理を受け取れるため、これまでよりも気軽にフードデリバリーサービスを利用できます。
ちなみに感染対策にもつながることから、DiDiフードジャパン株式会社では置き配を推奨しています。
配達先を屋外に指定することも可能
自宅やオフィスなどに届けてもらうだけでなく、屋外に料理を届けてもらうことも可能です。
例えば公園に料理を届けてもらうなどです。
オンラインフードデリバリーサービスを利用したことがない人はどういうこと?と思うかもしれません。
配達員にメッセージで配達場所を伝えられたり、配達員がいる場所をアプリで確認できたりするため屋外に配達してもらうこともできるのです。
天気が良いから外でおいしい料理を食べたい!と思ったときも、DiDiフードを利用すればお気に入りの料理と景色の両方を堪能できます。
まとめ
タクシーを利用するのは敷居が高い、フードデリバリーサービスは注文や受け取りが面倒だから嫌などと感じてこれまでタクシーやフードデリバリーサービスを利用していなかった人も少なくないでしょう。
しかしDiDiタクシーやDiDiフードを利用すれば、もっと気軽にタクシーやフードデリバリーサービスを利用できます。
以下にその理由をまとめました。
DiDiタクシーのメリット
- アプリですべての手続きが完了する
- 利用できる地域が多い
- タクシーの情報がリアルタイムでわかる
- ベストなタイミングでタクシーに乗れる
- 配布されるクーポンが多い
- 会員ランクに応じたDiDiポイントがもらえる
- ヤフージャパンカードやPayPayを使えばTポイントやPayPayボーナスももらえる
- PayPayアプリからタクシーを呼ぶことも可能
DiDiフードのメリット
- アプリで必要な情報を入力すればできたての料理を配達してもらえる
- PayPayで支払えばPayPayボーナスがつく
- 置き配が可能。つまり誰にも会わずに料理を受け取れる
- 外でできたての料理を受け取ることも可能
DiDiタクシーもDiDiフードもスマートフォンを持っている人ならば誰でも利用できます。
また初回限定のクーポンも配布されているためタクシーを利用したい、フードデリバリーサービスを利用したいと思ったときはDiDiタクシーとDiDiフードの利用を検討してみましょう。