2026年、札幌駅の東側・サツエキイーストエリアがまた一つ変わろうとしています。
かつてのボウリング場「テイセンボウル」の跡地(札幌市東区北7条東1丁目)に、5階建ての自走式立体駐車場が計画されているのご存じですか?
2026年7月現在でテイセンボウル・テイセンホール跡地に5階建ての自走式立体駐車場が建設されています。


札幌中央郵便局のすぐ裏手にあたるこの一角。
場所は札幌市東区北7条東1丁目。JR札幌駅から近く、札幌中央郵便局の北側にあたるエリアです。



今回はこの土地がたどってきた歴史と、いま起きている変化を振り返ります。
「テイセンボウル」とはどんな場所だったのか
今の若い世代にはピンとこないかもしれませんが、テイセンボウルは札幌の歴史に名を刻んだ施設でした。
亜麻工場の跡地に生まれたボウリング場
この土地はもともと、帝国製麻(現・帝国繊維)の亜麻工場があった場所です。
繊維街として知られた鉄東地区らしい出自といえます。
昭和47年「サッポロテイセンボウル」開始
その工場跡地、約2,600坪(約8,600平方メートル)を利用して、ボウリングブームさなかの1972年(昭和47年)2月に開業したのが「サッポロテイセンボウル」でした。
鉄筋コンクリート平屋建て、約4,800平方メートルの規模で、最大60レーンを有する当時国内最大級のボウリング場。札幌駅前という立地もあって、多くの市民に親しまれました。
「テイセンホール」
ボウリングブームが落ち着いた後、レーン数を約30に半減させ、その空いたスペースに1982年(昭和57年)元旦に開設されたのが「テイセンホール」です。
収容人数1,200人のイベントホールとして、展示会やプロレス興行などが行われました。
43年の歴史に幕、そして更地へ
2015年(平成27年)6月30日に営業終了
施設の老朽化とボウリング需要の減退により、2015年(平成27年)6月30日、43年間の営業に幕を下ろしました。
最後のホール興行は大日本プロレスだったと記録されています。
2018年(平成30年)8月解体工事スタート
閉館後も建物は3年ほどそのまま残されていましたが、2018年(平成30年)8月から解体工事が始まり、更地に。
当時の報道は、この解体着手を「JR札幌駅北東ゾーンの開発熱の号砲」と表現していました。
ニッポンレンタカー北海道として利用されている
その後、創成川通に面した敷地の一部(約800坪)は、ニッポンレンタカー北海道が「サッポロステーション」として利用しています(帝国繊維との賃借期間は10年間、2019年春から営業)。
なぜ今、駐車場なのか
跡地に計画されているのが「商業施設」でも「タワーマンション」でもなく「駐車場」という点は、このエリアの現状を映しているようにも見えます。
サツエキイーストエリアでは近年、高層マンションやホテル、病院といった大型施設の開発が相次いでいます。
一方で、札幌駅周辺では新幹線延伸に伴う再開発が進み、これまであった大規模駐車場が次々と姿を消してきました。
こうした状況のなか、駅にほど近いまとまった土地に立体駐車場を整備するというのは、エリアのニーズに合った土地活用といえるのかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q. テイセンボウル跡地に何ができるのですか?
A. 5階建ての自走式立体駐車場が建設される計画が報じられています。
場所は札幌市東区北7条東1丁目、札幌中央郵便局の北側にあたるエリアです。
Q. テイセンボウルはどんな施設でしたか?
A. 1972年2月に開業したボウリング場で、最大60レーンを有する当時国内最大級の規模でした。
1982年元旦には収容1,200人のイベントホール「テイセンホール」も併設され、プロレス興行などが行われました。
Q. テイセンボウルはいつ閉館しましたか?
A. 施設の老朽化などにより、2015年6月30日に43年間の営業を終えて閉館しました。
建物は2018年8月から解体され、更地になりました。
Q. テイセンボウル跡地はどこにありますか?
A. 札幌市東区北7条東1丁目、JR札幌駅の東側・サツエキイーストエリアにあります。
札幌中央郵便局の北側で、創成川通に面した一部はニッポンレンタカーの営業所として使われています。
Q. なぜ「北の聖地」と呼ばれていたのですか?
A. 併設されたテイセンホールで数々のプロレス興行が行われ、ファンや選手から親しまれたためです。
まとめ 土地の記憶とともに進むサツエキイーストの変化
札幌市東区北7条東1丁目のテイセンボウル跡地に、5階建て自走式立体駐車場の計画が報じられています。
亜麻工場からボウリング場、プロレスの聖地へ——そして今、新しい役割へと移り変わろうとしている土地です。
新幹線の札幌延伸を控え、サツエキイーストエリアの変化はこれからも続きそうです。
当たり前に通り過ぎている場所にも、こうした歴史が積み重なっていると思うと、街の見え方が少し変わってくるかもしれません。
続報が入り次第、またお伝えします。
※本記事は、報道および公開情報など、オンライン上で確認できた情報をもとに作成しています。立体駐車場計画の詳細(着工時期・規模等)は一次情報での確認が取れていないため、記載していません。計画は変更される場合があります。
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