元フジテレビアナウンサーの長谷川豊がフジテレビの女性アナの上納問題・悪しき内部文化について語っていました。
長谷川豊は入社当初から人気のある番組に配属され、視聴率の高い番組の一員として活躍しました。
しかしフジテレビでのキャリアを積む中で、次第に社内の文化に疲弊、上司からの圧力が彼のストレスの原因となり、最終的に彼は自らの意志で退社を決意します。
様々な経験をした長谷川氏がフジテレビについて本音や闇を暴露しました。
- 他局にはないフジテレビのアナウンサーが逆らえない組織図
- 女子アナという言葉の深い意味
- 編成部に逆らえず会合を強制される女子アナの仕組み
- フジテレビの飲み会文化のこれまでの悪行
- 相談役日枝氏の権力と影響力
- 中島優一プロデューサーの悪行が問題
- 今後のフジテレビ再生の可能性
彼の経験を通じて、フジテレビの上納文化やその影響を深く掘り下げていたのでポイントをまとめました。
なぜフジは独自の女子アナ文化が作られた?
フジテレビにおける「女子アナ文化」は他局にはない大きな違いがありました。
特に「アイドル女子アナ」という新たなフォーマットが登場し、視聴者の関心を集めました。
他局であれば女性アナウンサーと呼ばれますが
フジテレビは「女性→女子」「アナウンサー→アナ」と言葉を変え、
上層部からが女子アナは「接待要因」という位置だったそうです。
見た目や外見を重視するフジテレビは、女子アナウンサーをアイドル化して、裏では接待要因。
長谷川氏はこの制度を作ったのはフジテレビ。そして他局にはない異様な文化が誕生したと言っています。
フジテレビの特殊な組織構造
そしてフジテレビの組織構造は、他の放送局とは異なる点が多くあります。
これが女子アナが強制的に上納されてしまうシステムが確立されたと長谷川氏は言っています。
特にアナウンス室が編成局の部下となる特殊な立場に置かれていること。
他局では、アナウンサー部は編成や人事、制作と並列に並んでいるんですが、フジテレビはアナウンス質が編成局の下部組織に位置付けています。
要するにアナウンサーは組織ごと編成の部下になってしまうんですね。
だから上司、上の組織の指示や命令には逆らえない。
一般社員としての試験を受けたにもかかわらず、アナウンサーたちは編成局の業務命令に従わなければならないという矛盾した状況が存在しました。
このような構造がアナウンサーたちの自由を奪い負担を増やす要因となっていたのです。
フジテレビの悪しき飲み会文化
フジテレビの飲み会文化は、女性アナウンサーも飲み会に当然、参加させられます。
社内だけではなく芸能人や関連会社、有名人や政治家など多岐にわたったと推察します。
大人数ではありますが、当時はセクハラまがいの発言や関わりもあったそうです。
決して綺麗な交流ではなく、様々な「悪いノリ」が当たり前だったそうです。
これはフジテレビ独自の「ノリ」を形成する要因ともなっており、若手にとっては精神的な負担となることが少なくありません。
特に女子アナウンサーたちはこの文化において、厳しい立場に置かれることが多いです。
時には男性に口説かれたり、セクハラされそうになる所を先輩女性アナウンサーが阻止したりという感じだったらしいです。
中島優一が全ての問題の元凶?
中島優一問題は、フジテレビ内での大きなスキャンダルとなっています。
彼は編成部長としての地位を利用し、女子アナウンサーたちに対して不適切な行動をとっていたとされています。
長谷川は中島の行動がどのようにして社内で広まったのかを観察しました。
それは女子アナとターゲットの大物芸能人を2人きりにさせたり、女子アナを接待道具に使ったりしていたそうです。
アナウンサー以外にも女性の若手芸能人も同じように、権力者にアテンドする「ガーシー」みたいなことをしていたそうです。
フジテレビのガーシーとして有名だったとか。
彼の行動に対して、中島氏は湊社長の寵愛を受けていたので周囲の社員たちも止められず見守るしかなかったそうです。
中島の問題は単なる個人の行動に留まらず、フジテレビ全体の文化や価値観に深く根付いていることが明らかになっています。
またこちらにも掲載しています
中居氏に誘われた!なぜ今?フジテレビA氏は関係ない文春の訂正記事
日枝氏とその影響力
もう一つフジテレビの問題として株式会社フジテレビジョン取締役相談役 日枝久氏の存在があります。
日枝氏はフジテレビの中で最重要な人物であり、その影響力は計り知れません。
彼は社内の人事や番組編成に深く関与しており、その決定が多くの社員に影響を与えています。
日枝氏の意向に逆らうことは難しく、彼の支持を受けることがキャリアにおいて非常に重要です。
このような状況は、社内の派閥争いを助長し、社員同士の競争を激化させる要因ともなっています。
日枝氏の存在は、フジテレビの社内文化に強い影響を及ぼしているのです。
現経営陣も今、役職をやめると収入がなくなってしまうので、日枝氏をやめさせるわけには行きません。
取締役には残ってもらい天下り先を見つけて、そこに天下りしたいために日枝氏の解任はせず話をごまかしているらしいです。
だからフジテレビの2回目の会見でも日枝氏は不参加、解任については言葉を濁していたという事ですね。
まとめ
振り返ってみるとフジテレビは他の局にはない異質の組織図や文化があったようです。
特に女子アナへの考え方がひどいですね。
接待要因として扱っており、なかでも中島氏のようなアテンドする人の誕生によって闇は深くなっていきました。
そうした中から今回の中居氏のような事件が勃発したのでしょう。
フジテレビの今後の展望は厳しい状況に直面していますが、同時に新たなチャンスも存在します。
特にデジタル戦略の強化や新しいコンテンツの開発が求められています。
特に、若い世代をターゲットにしたコンテンツの制作が鍵を握ります。
また社内文化の改善に取り組むことが、社員の士気を高め、結果として視聴者に魅力的な番組を提供することに繋がるでしょう。
フジテレビが再び輝きを取り戻すためには、これらの努力が不可欠です。
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